[0248]死捨悟入/22巻

10月 11th, 2011 by GANTZ Blog 管理人 received No Comments »

人命を救うために闘うか?悩む加藤君の目の前で
妖怪に一般人が襲われ始めた。

「わァァアアあ!!」
「ぎゃあアアア!!」
「おがーざんッ!」
「いやアアァ!!」

父親らしき男が今にも食われそうになっている。
しかし、加藤君は動かない。・・・動けない?

「うあ”あ”あ”ァア!!」
男は、妖怪の大きな口を両手で押さえ、なんとか喰われるのを防いでいた。
叫びながら加藤君の方を見る男。

男:「あ”アア!!」
男:「ちょッ あッ」

グッグッ・・・
妖怪の口に飲み込まれ始める男

男:「たすッけッでッ!!」
男:「助けてェェェェえッ!!」
子供:「いやァあッ!!!」

加藤君の表情が歪む・・・
男:「がッアアッ!!」
男の体が半分の見込まれた瞬間・・・

”ガッ!!!!!”

加藤君の左ストレートが妖怪の右ホホを大きくえぐった!
倒れこむ妖怪・・・。
妖怪はゆっくりと加藤君に向き直り言った。

「ほほッ」
「ほぉ・・・・おぉお・・・」
「すき・・・」「すき・・・」「だいすき・・・」
「すき」「すき」

加藤君に脈絡の無い言葉を発すると

「あぉッ!!」
大きな口を開けて、加藤君に襲い掛かってきた。

ガチッ
大きな口を開閉しながら加藤君に襲い掛かる妖怪。

ガンッ!
加藤君は妖怪の攻撃をかわしつつ、パンチによる攻撃を繰りだす。
しかし、妖怪が放った右ストレートに当たり、つかまってしまった。
妖怪につかまれ、肩口まで飲み込まれる加藤君。

ギリッギリッギリッ
キュイイイイイイイイイ
キュウウウウウウウウウウ

ガンツスーツが音とともに隆起し始めた。

”バキャッ”
加藤君は、両腕を使い、妖怪の口を大きく広げた。
妖怪の骨が折れるような音が辺りに響く

「ぼォオオぉオッ!!!」
たまらず加藤君を放り投げる妖怪

投げ飛ばされながらも、きれいに地面に着地した加藤君は、
妖怪に向けてYガンを放った。

加藤君:「ハァッ」「ハァッ」「ハァッ」
そして、そのまま”上”に転送開始・・・

ハァ ハァ ハァ
 ハァ

加藤君と男の目が合った。
そして、助けてもらった男から、意外な言葉が・・・

男:「あんた・・・」「なんで すぐ 助けてくれなかったんや」
加藤君:「!?」

男:「しばらく 何もせんと 見てたやろ」
加藤君:「・・・・・・・」うつむき、黙って男の話を聞く

男:「あんたの目ぇ見て・・・ 何度も何度も助けを求めたのに・・・」
男:「ウチの家族の誰かが死んでも おかしなかったわ」

加藤君は何も言い返せなかった。

男:「いくでッ」
子供:「あの人何?ライダー?」
男:「知らん 警察の何かやろ」
男とその家族たちは、助けてくれた加藤君に礼も言わず立ち去っていった。
うつむき黙りこんだままの加藤君。

男:「おいッ 何やっとんねん」
遠くで男が妻を呼ぶ声がした。

加藤君:「!?」
男の妻は、加藤君に走り寄ると、
何も言わず深々と頭を下げた。
男の妻からの感謝だった。

「おいッ」
遠くから妻へ男が声をかけた。
驚く加藤君。

男:「アホちゃうかッ」
子供:「バイバ~イ ライダ~」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」
静かに家族を見送る加藤君。
この大阪ミッションでの自分の目的を見出せたのか?

「きみ 東京のチーム?」
女性の声がした。
その声は、加藤君に向けられている。
加藤君:「?」
声の方に向き直ると、Xショットガンを持った、ショートヘアの女性が立っていた。
大阪チームの人間だろうか。

[氷川とキルビル]
トカゲの姿をした妖怪の首を刀ではねる氷川
目の前に、妖怪の大きな巨体が横たわる。

キルビル:「さっきのあれって 私たちの同朋なんでしょう?」「いいの?やっちゃって」
氷川:「しょーがねーだろ 共通言語も通じねーし」

氷川:「どうやら俺達からハンター特有の信号が出てるらしい」
氷川:「オツムにも何か入れられてるらしいな」
キルビル:「ハンターは私達の敵なんでしょ」「このまま同士討ち続けるつもり?ハンター全滅が目的だったはずなのに」

二人は、戎橋にたどり着いた。

氷川:「見えるか・・・? あそこ」「あいつらの頭に直接交渉してみる」
キルビル:「さっきみたいに攻撃されたら?」
氷川:「え?」
キルビルの問いが意外だったのか、困った顔で
氷川:「そうだな」「殺すしかねーだろ・・・そりゃ」

そういいながら見上げる先に、天狗、狐、そしてぬらりひょん がいた。
————————————
氷川とぬらりひょんは同じ異星人と考えていいと思いますが、
”共通言語”は、他の星人たちと話すことができる、我々で言うところの”英語”と同義なのでしょう。
しかし、異星人という括りならば、地球人も異星人です。

なのに地球人は共通言語を知らない。
地球人の知らないところで異星人同士のネットワークがあると思われます。
その証拠のひとつが、頭に直接語りかけて会話する”共通言語”の存在です。
なぜ地球人は知らないのか?
そして、カタストロフィの巨人たちは、この共通言語を知っているのだろうか??

それから、
異星人の中でも、地球に無害な者と害をもたらす者がいる。
ぬらりひょんは、人間に積極的に危害を加える異星人。
カタストロフィの巨人もそう。

もしかして、、ぬらりひょんももしかして、地球を侵略しようとしたのだろうか?
(今回のミッションでは、ガンツチームから攻撃したわけではなく、ぬらりひょん側から一般人にむけて先に攻撃された。)
いや、地球ではなく”大阪侵略”だったのだろうか?

疑問が疑問のまま、
謎が謎のまま、
なんの説明もなく次々と展開していくのがガンツだったり奥先生の作品だったりするから、
考えても仕方ないかー(笑)

[0247]チープな命たち/21巻

10月 11th, 2011 by GANTZ Blog 管理人 received No Comments »

ビュウンッ

鳥顔カマキリ妖怪の攻撃をかわす黒いスキンヘッド

白いスキンヘッド:「おーい もうすぐ一分やで~~~~」
黒いスキンヘッド:「あと10秒あるやん」
白いスキンヘッド:「あほう あと3秒や」「2秒」「1秒」

ヒュイイイイイイイイン
Zガンが妖怪の体をレントゲンのようにスキャンし、Zガンの画面に映す。
黒いスキンヘッドは、Zガンの銃口を上に向け、引き金を引いた。

ドンッ

その瞬間、鳥顔カマキリ妖怪が上から下にあっという間につぶされた。

今まで妖怪が立っていたところは、直径10mほどの円形の穴が出来上がっていた。
穴の中には、さっきまで妖怪だったものが液状化し、血の池と化していた。
内蔵のようなものがビクビク痙攣している。

白いスキンヘッド:「1秒すぎとるやん」
黒いスキンヘッド:「ふざけんなや 殺すで ホンマ」
白いスキンヘッド:「いや 1秒すぎてたて」

・・・・。

坂田:「すっげ・・・」
桜井:「なんスかね あの武器」

坂田:「おおかた奴ら 何度も100点獲っては 強力武器をゲットして 一からやり直しんだろ」
桜井:「なんなんだ アイツら・・・」「バイオハザードかよ 命が惜しくないのか」
坂田:「ま ゲームにたとえると 俺らより経験値は そーとー 上ってこった」

稲葉:「今回 俺ら 休みか・・・・」「時間まで どーすんだ」
鈴木さん:「・・・・・・・・」

坂田:「リーダー!! どうすんの?」
レイカ:「リーダーって・・・ あたし?」
レイカ:「もともと なんで 大阪に飛ばされて来たのかわからないし・・・」「今回は・・・」
稲葉:「時間まで 大阪観光して帰るか・・・」

玄野の離脱。
今回の大阪転送。
そして、東京以外のチームの出現と、イレギュラー続きの展開に、チーム内は混乱していた。

そんななか、加藤君がレイカに提案をした。
「一般人が殺されている」
「大阪のヤツら 一般人のことには興味ないみたいだし」
「なんとか・・・助け・・・られ・・・ないか・・・?」
加藤君らしい提案だった。

しばらく考えるレイカ。
しかし、レイカの口からは意外な言葉が返ってきた。
「一般人を助ける・・・のは」
「リスクが大きいと・・・思う」

「!?」
レイカの言葉に驚く加藤君

レイカは続けた
「当然 星人と闘うことになるし・・・」
「東京のチームの 誰かが死ぬ可能性が高くなるし・・・」
「あたし達は もともと そんな余裕のある状況じゃない」
「一般人を救うのは あたし達がやるべきことじゃない・・・」

「!?」
レイカの言葉に、無言になってしまう加藤君
レイカの言うことが正しい。。 しかし・・・・

坂田:「玄野を再生するとか言ってたよな あんた」
坂田が二人の話に割って入ってきた。
加藤君:「・・・・・・ ああ」
坂田に応える加藤君

坂田:「玄野はもう死んだ」
加藤君に現実をつきつける坂田。

「!?」驚く加藤君

坂田:「やめとけって もう人間を生き返らすのは」
坂田:「何度も 死んだり 生き返ったり」「人間 そんなにチープなもんでいーのか?」

言葉が出ない加藤君
坂田はかまわず続けた。

坂田:「俺はもうね・・・ 俺が死んだとしても・・・ もう生き返らせたり しないでほしいね」
桜井、レイカ、鈴木さん、稲葉、そして加藤君が、坂田の発言に驚きの表情を見せた。

坂田:「キリがないぜ 次から次に 部屋に来る奴全部」
坂田:「死んだら生き返らせて 繰り返して・・・ 全員無事に あの部屋から解放って ありえねーだろ」

「そーかも しれないね・・・」
「悲しいけど・・・」
うつむいたまま鈴木さんがつぶやいた。
レイカ:「そう・・・ね・・・」

レイカ、そして坂田から重い言葉を突きつけられた加藤君は
その場から動けなかった。
加藤君を置いて移動を開始するメンバーたち。

”チープだと・・・・”
”じゃあ・・・ 生き返った俺は なんなんだよ”

[あてどなく街をある東京チーム]

”玄野クン・・・”
”玄野クン・・・”
”生き返っても 玄野クンは あたしには ふりむいてくれない”
”このまま・・・ 忘れてしまえれば・・・”
”外面ばっかり良く見せようとして・・・ 醜い性格・・・ あたし・・・”
レイカは加藤君の提案に、チームの命を優先する発言をしたことも含め、自己嫌悪になったのだろうか。

レイカ:「タケシくん 見つかったの?」
風がタケシを肩に乗せ、立っていた。

風たちと合流しようとして歩く坂田の後姿を見ながら、
桜井は思った。
”師匠・・・”
”師匠だって 僕を生き返らせたじゃないか”
坂田が加藤君に言った、あの言葉の真意はなんなのだろうか・・・。

[バンパイア氷川とキルビル]
キルビル:「どうするの?」
氷川:「どうするもクソも・・・」

ガッ グッ ギュッ
グギュルルルル

氷川たちの目の前に、オオトカゲの怪物が現れた。
トカゲには手綱が巻かれ、体中に包帯を巻いたミイラのようなものが、トカゲを操っていた。

ガラルルルル
ラルルルルル

氷川とキルビルに対して身構える怪物
しかし、二人はマユひとつ動かさず冷静なままだった。
バンパイアと怪物、種類は違えど、同じ星人同士。
闘うのか・・・?

[一人取り残された加藤君]
”あっちに もっといるぞ”
加藤君の後ろで声がする。
大阪のチームだろう、星人殺しに奔走している。

「俺は・・・」
妖怪たちに荒らされた街中を歩く加藤君。
道端には、たくさんの人間の死体が転がっていた。
死体だけじゃない。両親の死体の前で泣き崩れる幼い兄弟たち。

”クソッ クソ・・・”
”確かに・・・ 歩のために 死にたくない俺もいる・・・”
”ケイちゃんのことは忘・・れて・・”
”自分が・・・ 自由になることに 専念した方がいいってことか”

「ぅあああぁ!!!」
「きゃあああぁ!!!」

子供二人をつれた家族が、
一つ目の大きな頭だけの妖怪に襲われそうになっている。

「あッ あんたぁッ」
父親らしき男が、加藤君に助けを求めた

”一般人を救うのは あたし達がやるべきことじゃない・・・”
不意に、レイカの言葉が脳裏に浮かぶ・・・

「きゃああッ!!!!」
「おかーさん おかーさんッ!!!」

うつむき、見てみないフリをする加藤君・・・。
目の前の家族を、命をかけて守る義務は、加藤君にはない。
—————————————-
この回で初めてZガンが使用されました。
銃口から何かが出るというものではなく、上空から高い圧力によって、
圧殺するという仕組みの武器で、ミッション参加後、最初の100点メニューで
もらえる武器です。

リアルな話ですが、高圧で殺菌する装置が実は存在していて、
深海よりもはるかに高い圧力を一瞬で物体にかけ、殺菌をするという装置なんですが
形のあるもの、、、たとえば、魚なんかをビニール袋に入れて、その装置にかけると
形はそのままなんですが、だんだん、目の前で溶けるというか、液状化して、
まさに、ガンツのZガンのように液体になってしまうんです。
奥先生、考えてるなぁと感心したりしてました。

話が横にそれました。
同じ東京チームとはいえ、加藤君は千手観音に殺されてからのミッションで、
みんなともまだコミュニケーションが取れていない状態。
当然ギクシャクもするでしょう。

坂田師匠が言った、もう生き返ったりしたくない。という言葉、重いですね。
私も同じ立場だったら、同じことを言うかもしれません。

[0349]闘争未満

10月 6th, 2011 by GANTZ Blog 管理人 received No Comments »

モニターを見る巨人たちの興奮も最高潮になってきている。
歓声が起こる。

玄野2たちの前に現れた4体の骨の巨人。

”シュッ”
現在のモニターに、前回のシーンが映し出される。
強化スーツ装着者2名、そしてガンツ戦士、裸の人間。
モニターの奥には、今、玄野2たちが対峙している骨の巨人がいた。
玄野2たちのときと同じく4体いる。。
人数に何か意味があるのだろうか。

「次のが着たぞォッ 上から潰せッ」
「光の玉に気をつけろォ!!」
「人間に当てるな!!撃て!!撃てェ」

骨の巨人の大きさは、カタストロフィの巨人とほぼ同じ。

ギョ―――――――――ン
ギョ―――――――――ン
ガンツ戦士が一斉に攻撃を始める。

「なンなンだよ!!コイツ!!」
(なんなんだとはなんなんだ?)

「撃て!!」
「撃てェえェえ”ェえええェ!!!!」

ゴオッ

骨の巨人の左腕が迫る。

!!!!!!!!!!!!
触れただけなのに、
一人のガンツ戦士の体が弾け飛んだ!

「触れただけで 持ってかれるぞォッ」
イタリアの彫像と同じ能力?

「どうしろッつーんだよッ」
骨の巨人を中心に距離を置きながら逃げるガンツ戦士たち。

ぐァあアッああ”ッ
う”ァあッ
あアあァアあァアあ”ァ

骨の巨人が両腕を振るたびに、ガンツ戦士たちの体がちぎれ飛ぶ。
子供を抱きかかえているガンツスーツの女が叫ぶ!

「ハードスーツ!!」
「ハードスーツッ 早く!!」

強化スーツ装着者が攻撃を始めた。
”ブンッ”
攻撃をかわす骨の巨人
攻撃に転じられたのか?

「いいぞッ!!いいぞ!!」
「行け 行けッ!!」

強化スーツの隙の無い攻撃が続くかに思われたその時!!

たった1体の骨の巨人の腕の一振りで、
2体の強化スーツ装着者の体が真っ二つになった。
すべての攻撃が無効。

ここで、前回の勝敗が決したのが、モニター画面が現在の玄野2たちに切り替わった。

盛り上がる巨人たち。
後ろで見ているタエちゃんは両手で顔を覆った。
見ていられないのだ。

生き残っていた男:「あ”ァあアァァ 来たァアアあ!!」「もうダメだアァあアあァ!!」
前回の戦いで生き残った男は、今回2度目の惨劇を見ることになるのか?

玄野2、加藤君たちメンバーは横一列に並び銃を構えた。

ドンッ
ドンッ
ドンッ
ドドンッ
まずはZガンで先制攻撃。

しかし・・・!!!

「ダメージがない!?」
驚くべきことに骨の巨人にまったくダメージが無い。
今まで並み居る強敵を一撃で倒してきたZガンが効かない。

「撃ッてェッ!!」
「撃て!!撃て!!」

ギョ―――――――――ン
ギョ―――――――――ン

巨人たちのモニターに映った前回の戦いのシーンで、
>「なンなンだよ!!コイツ!!」
とガンツスーツの男が叫んだが、それは、ガンツの銃器が効かないということだったのだ!

ドンッ
ドンッ
ドドンッ

吉川:「デカ銃も 効いてねーぞッ!!」
武田:「なンなんだアイツ」「どーなッてンだ!!」
レイカ:「どの銃でも撃ってみて!!」

ドンッ
ドドンッ

レイカ:「何なのッ!?どうすれば!?」
玄野2:「こんなのッ!」
矢沢:「何も!!効かない!!」

ギョ―――――――――ン
ギョ―――――――――ン
ギョ―――――――――ン
ギョ―――――――――ン

加藤君:「まだッ!!」
加藤君の持つYガンは他の銃とはタイプが違う。
ギョ―――――――――ン

加藤君はYガンを放った。
ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウン
三角形のロープが骨の巨人に向かって飛んでいく。

キュンッ
キュンッ
キュンッ
Yガンのロープが骨の巨人に絡みついていく。

加藤君:「よし!!」
次は空に送るだけ・・・・・のはずが、

バチッ
バチッ バチッ

加藤君:「なッ」
今までどんな敵も縛り付けて話さなかったYガンのロープが、いともカンタンに引きちぎられた。
驚きの表情を浮かべる加藤君

全ての銃器が効かない。
こんなことは初めてだ。
絶望的恐怖がメンバーに漂いはじめた。
モニターに指を刺しながら大笑いする巨人たち。

ドッ
生き残った男は両膝を地面についてうずくまった。
「あ”ッ あ”アアァあァあ”!!!!」
「もう死ぬ!! みんな死ぬッ」
「だから逃げろッて言ったのにッ」
男は叫びながら、そして目から大粒の涙を流していた。

ダッ

両手にガンツソードを持って、骨の巨人に向かう男がいた。
吉川だ。

武田:「吉川・・川・・・・・・・・・・・」「ダメ・・・だ・・・・」

ブンッ

骨の巨人の左腕が向かってくる吉川のタイミングに合わせて
振り下ろされた!

ブンッ
吉川は、しゃがみこんで左腕の攻撃をかわし、

ガンッ
体制を戻しながら右手に持っているガンツソードを骨の巨人の腰に当てた!

生き残った男:「俺達は全滅するしかしかないッ どーしようもないッ!!」
生き残った男:「俺達は鼠以下なんだッ」

ゴォッ
今度は右腕の攻撃が吉川を襲う。
しかし、かろうじてかわした。

玄野2:「動きッがッ 速すぎッるッ」
骨の巨人の攻撃は、玄野が驚くほどの速さなのか?

生き残った男:「鼠がッ 猿がッ 人間に勝てるわけなかったんだ!!」
生き残った男:「始めからッ 戦争ですらなかったんだ!!」

ガッ

吉川が左手に持っていたガンツソードが、骨の巨人の右腕に弾かれた。
ガンツソードが折れ曲がり弾け飛んだ。

生き残った男:「怖い!!怖いィ 死ぬ!! いやだァあアアア!!」

絶体絶命の状況・・・
玄野2は、一人闘う吉川を見つめながらつぶやいた・・・
「違う・・・」「だめだ・・・」

生き残った男:「逃げられもしない 死ぬしかない!!」

玄野2:「あきらめるな!!」「あきらめるなァッ!!」

玄野2の叫びが届いたのか!?
吉川は、右足を大きく前に踏み込み、右手に持ったガンツソード両手でシッカリ握り、腰にまわした。
そして、右から左に空を斬るように弧を描きながら振り切った!

無敵と思われた、骨の巨人の頭が
吉川が刀を振り切った方向にいきよいよく飛んだ。
————–

急に強化スーツ装着者があらわれたので
一瞬、1話見逃したかと思ってしまった。(汗)

玄野2たちが囚われている場所は、巨人に侵略された異星人たちのゴミ捨て場のようなところだと思っていましたが、そうではなさそうです。

時代劇の水戸黄門や暴れん坊将軍のように、パターン化されたもの、娯楽、んープロレスのようなもの?
まず、人間と怪物の小競り合いがあり、光の玉で、人間が異形の者に変化して、最後に、この骨の怪物が現れて全ての人間やガンツスーツ装着者を殲滅して、ショーが終了。

今号の1ページ目、骨の怪物が現れたとき、モニターの右側から別シーンの画面が表示された。
これは、おそらく、”前回のシーンを見てみよう”という意味合いだろうと思う。
ここで、巨人たちは、またこの骨の怪物が人間とガンツを殲滅するだろうと思ってみているのではないか?
ここで玄野2たちが勝利してしまうことがあれば、なにかおもしろいことが起こるのではないだろうか?
つまり、プロレスで、勝つ予定になっていた選手が負けてしまうというアクシデント。

ガンツシステムが巨人側が提供している可能性がますます高まった回だったと思う。
骨の怪物に、Zガン、Xガン、Yガンも効かなかった。
ここで、ガンツの銃器についてカンタンに整理すると、ガンツの銃器には、銃口が無い。
撃つ敵を定めて、引き金を引くが、その攻撃は、銃器から発せられたものではない。
銃で”座標”を定め、その決定した座標に攻撃が”転送”されてくる攻撃方法のようだ。

つまり、いくら的に向かって引き金を引こうとも、
誰か(システム?)が攻撃を転送してくれなければ、敵に致命傷を与えることができない。
ということは、骨の怪物に攻撃が転送されていないのではないだろうか?
骨の怪物の足元に、Zガンの跡が残っているので、攻撃の転送はしているが、骨の怪物は対象外としている?
ガンツの銃器は、対象物を直接攻撃できるものではないのだ。
転送だけでなく、銃器までも操作されている。これはつまり、ガンツシステムは、巨人が作ったものなのではないのか?

この闘いは、間違いなく巨人たちの娯楽。
最後は、人間たちが死ななければならない筋書きなのだ。
だから、銃器の機能の一部が制限された。

そして、触るだけでスーツごと持っていく能力と超素早い動きで、風や強化スーツ装着者のような
肉弾戦を得意とする戦士の攻撃も封じる。
これで完璧に、巨人側の怪物が勝利する。
そういう筋書き。

一見、弱点がなく、男の言うように、逃げられない、待つのは死のみ。
と思われる状況だったが、ガンツソードを得意とする吉川によって、ガンツソードによる直接攻撃が有効だということがわかった。
しかも、斬っても光の玉は出ていない。
ガンツソードの機能までは封じれなかったというわけだ。

ただ、まだ一太刀なので、次号どういう展開になるかはわからないけれど・・・・。

[0245]強さのラストピース/21巻

10月 3rd, 2011 by GANTZ Blog 管理人 received No Comments »

田を返せ妖怪に飛ばされた”風”

風よりもタケシが妖怪に近い。
「だお がえぜ~~~ッ」

妖怪の巨体がタケシに迫る!
タケシのスーツの丸い突起がら液体が漏れ出している。
スーツが破壊された。

風が練習しているとき、
見よう見まねで風の技を練習していたタケシが、
風の脳裏に浮かぶ。

風の目から涙が流れる。
視線の先にはタケシ。

「ぶっ」

突然、妖怪の口から唾液のようなものがタケシに浴びせかけられる。
寸でのところで風がタケシを抱きかかえ、唾液がかかる瞬間に救い出した。

”どんっ”

妖怪の口からでた液体は、唾液ではなかった。
液体がかかった地面は溶かされたようにえぐれていた。
唾液ではなく、強力な”酸”だった。

妖怪は当たりかまわず酸を撒き散らす。
酸がかかった人間が溶かされていく。

妖怪は、タケシを抱えた風に、足や手を使い、攻撃をするが、
風はことごとくそれをかわし、妖怪と少し距離を置いた場所まで移動した。

そして・・・
「見とけ」
「絶対勝つけん」
風はタケシに宣言した。

「うんッ」
タケシも風に応えるように返事をした。
そして、田を返せ妖怪の巨体に向かって走り始めた。

”小さい頃から俺は”
”一番強い奴を倒すことしか考えてなかった”
”それだけしか頭になかった”
”本当にそれだけだった”
”どっちが強いかとか”
”だれが一番強いとか”

”本当に”
”くだらん!!”

自分の体以上の大きさの拳の攻撃を受け、
飛ばされ、地面に叩きつけられた。

「きんにく」
「らいだー!!!!」
タケシの叫び

歯を食いしばり、立ち上がったが、
ヒザ蹴りをモロに食らった。

しかし、必死に喰らい付き、妖怪の首元に移動する。

”見えた!!”
”俺の 生きる方向”

”あいつを・・・”
”あいつと一緒に・・”

「だおがえせぇ」
妖怪は、自分の体にしがみついている風を振り落とそうと暴れている。
風は、妖怪の首に到達していた。

”死ねん!!”
”こんなとこで 俺は死ねん”

”生きて 帰る!!”

ミキ ミキ ミキ
風のスーツが隆起し始めた・・・
腕や肩、背中に力が入る・・・

”絶対に 死ねん!!”

シュウウウウ
隆起した風のスーツから煙が上がる

”死んでたまるか!!”

ググググググ

・・・・。そして、
風は妖怪の頭を胴体から引きちぎった。

倒れた妖怪に群がる人間たち。
触ったり、撮影したりしている。

タケシに歩み寄り、
ヒザを付く風。
走り寄るタケシ。
———————————
ガンツスーツの限界がよく分からない。
自らが付加をかけすぎると壊れるのか?敵の攻撃のダメージの蓄積量で壊れるのか?
各メンバーのスーツの基本性能は変わらないはず。

タケシは、最初に大阪に転送され、十数体の妖怪を倒した。
そして、”田を返せ妖怪”の蹴りと、自らの体当たりの攻撃をぶつけ合って、スーツが壊れた。

敵から受けたダメージの蓄積量がスーツの限界を超えたところで、壊れてしまうのは理解できる。
作者の都合の良いように、スーツの明確な限界点が示されてはいないが・・・。

風は、”田を返せ妖怪”から、パンチやキックをまともに食らっている。
しかし、スーツが壊れることはなかった。
大阪ミッションの後半でも、ぬらりひょんとガチの殴り合いをしているが途中までスーツは壊れなかった。

タケシと風を比べると・・・
明らかにスーツの限界点が異なっている。

財閥企業チームが、ガンツ戦士たちを宇宙船に強制転送したとき、
ガンツ戦士がビックリするくらい弱かった。
巨人の一般兵にもやられていた。

スーツの強度は、その時々で変化するのだと思う。
強度の変化をつかさどっている原因は、装着者の経験や精神力といったものだと思う。
風の場合であれば、格闘技を身につけているので、攻撃を受ける瞬間に受身なり、防御の姿勢をとる。
そういう経験からくる動作がスーツの強度に関係しているはず。

格闘技の経験がないスーツ装着者の場合、敵の攻撃が来ることが予測できないため、受身や防御の姿勢が遅くなる。
その動作が遅れることで、スーツ自体の強度を上げる機能の作動時間が遅れ、敵のダメージが、そのまま生身の体に伝わり、大きなダメージとなって装着者に遅いかかる。

話が前後するが、
巨人の宇宙船内で、光の玉に寄生されてしまった関根の腕を切り落とすシーンがあったが、普通はスーツを着た腕は切り落とせないはず。
しかし、関根の腕は切り落とされた。
これは、関根が腕を切り落として欲しいと願ったため、ガンツスーツが防御力を上げなかった。だから切り落とせた。という理屈だろう。

スーツ装着者の経験値や精神力が上がれば、スーツの強度は今よりも上がる。
そして、同じスーツを着ていても、人によってダメージに違いがあるのは、装着者本人の能力によるもの。
そんなところか・・・。

[0244]喰いだおれの街/21巻

10月 3rd, 2011 by GANTZ Blog 管理人 received No Comments »

大阪、道頓堀
大阪チームが星人殲滅に動いたとたん、あっという間にあたりが静かになった。
路地のいたるところに、無残な姿になった妖怪たちの死骸が散乱している。

他チームの縄張り(?)で、いつもと違う場所に転送された理由も分からないまま
何もできずにいる東京チーム。
東京チームに困惑が広がる。

映画館の前
3匹の妖怪が後ろ手にされ、路地に背を向けて正座させられている・・・
妖怪の前には5人のガンツ戦士。
5人はリラックスしたポーズで銃口を妖怪に向けていた。

妖怪A:「だず・・・げでくだ・・・さい」
妖怪B:「ふださい・・・」
妖怪C:「たず・・・ださい・・・」

妖怪はそれぞれ人間の言葉で、命乞いをした。

”ギョ―――――――――――――ン”
”ギョ―――――――――――――ン”
”ギョ―――――――――――――ン”

”バシャッ”
”バンッ”
”ドサッ”

妖怪の命乞いが聞こえたのか?聞こえなかったのか?
躊躇なく引き金を引く大阪チームのメンバーたち。

電信柱にしがみついている女
ガンツスーツをヒザまでズリ下ろしているセミロングの男
女の前にはガンツスーツを着た男が2人。
一人は、女の頭に銃口を向けている。
男:「うォッ おッ すッげ」
女:「あ”ッ やッ あ”ッ」

女:「やめッてッ」
この混乱をいいことに、強姦か?

男:「人間より ええって コレ!!」「うォ―――――ッ すッげ うォッ」
男が襲っていたのは、女の姿をした妖怪だった。

「次・・・ 俺なッ あッ」
銃を構えた男が言った。

妖怪の女:「や”めろッでッ」
セミロングの男:「うおオオオオ」
激しく腰を振る男。
それに反応するように、女の首がしがみついた電信柱に絡まるように伸びていった。

「ハッハッハッハッハ――――――ッ」
その光景を見て笑う男たち
大阪チーム、鬼畜。

ガンツバイクに乗った男
さっき、注射を打っていた男だ。

妖怪たちを蹴散らしながら、より大きな妖怪に向かってバイクを走らせていた。
ターゲットの妖怪の手前、ガンツバイクから飛び降り、そのままXショットガンの照準を合わせて妖怪の左足を粉砕した。

苦痛にゆがむ妖怪

「はぁっ」
「はぁっ」
不気味な息遣い。注射少年のものだ。
薬の作用か?!目が逝っている・・・。

妖怪:「う”ッ」「う”ッ」
苦しみ這いながら逃げる妖怪

後を追う注射少年
注射少年:「ハッハッハハハハハ」「ハハハハッ」
苦しむ妖怪と対照的に、悦びの声を上げる少年

少年は、妖怪の右足に向かってXショットガンを放った。
”バァンッ”
残った右足がはじけとんだ。
「ぎゃウ―――――――――――ッ」「ぎゃっ」
その場でのた打ち回る妖怪

「の”の”ッ ひゃぶッ!!」「の”ッ」
少年に向かって振り返り、睨みつけながら妖怪が何かを言い放った。

少年:
「ああァ? なんやてェ?」「日本語で言えや バァ――――――ッカ」
「日本語でいえや」
「ちんこ 無うなったって」
「ちんこっていえや」

妖怪は残った両腕で体を支えながら立ち上がった。
少年は、Xショットガンを構えたまま、聞くに堪えない言葉を言った。

「ぶッ」「はうッ」
「のぼッ」「でッ」
「のろってやる・・・・」
妖怪は、少年に、呪ってやると言った。

”バンッ”

「ちんこって言うてるやろ」
少年は、容赦なく引き金を引いた。
情のカケラも無い大阪チーム

子供の妖怪の生首。
”カシャッ”
髪をつかんでケータイで記念撮影。

今度は、和服姿の童女の妖怪
ハッパを吸いながら、Xショットガンを構える3人。

「せーの」
”ババンッ”

はじけ飛ぶ童女の妖怪

「くッ」
無念そうな表情の加藤君

坂田:
「戦争になりゃ どこの国でもやってることだよ」
「俺らも いつも 同じよーなこと やってんだよ」

坂田の言うとおりで、やっていることは東京チームも大阪チームも変わりない。

・・・・。

「やべーの来たでェ!!」
「スーツ 全く 意味ないやんッ」
何かに追われる大阪チームの2人。

追っているのは、両手がカマ状になっている妖怪
顔はカラスのような顔をしている。

「あ”うッ」
追われていた2人は、胴体を切られ、首を切られ死んだ。

”ふんっ”
大きな足から繰り出される蹴りやパンチを紙一重でよける風
田を返せ妖怪と闘っている

しかし、田を返せ妖怪の右パンチをまともに食らった風は遠くに飛ばされた。
風:「強か・・・ クソッ」

風:「!?」
風が体を起こそうとしたとき、タケシが田を返せ妖怪に向かっていくのが見えた。

風:「タケシ!! やめッ!!」
風が叫んだがもう遅かった。
タケシの突進に合わせて、妖怪も左足の蹴りを繰り出し始めた。

”ガッ”

タケシの体当たりと妖怪の蹴りがぶつかり合った。
タケシは大きく飛ばされたが妖怪の大きな右足も大きく後ろに弾かれた。
苦痛にゆがむ田を返せ妖怪

風:「俺の技・・・」「タケシ・・・」
————————————-
つるんではいるが、仲間意識が希薄だったり・・・
大阪チームの人間性が、さらに際立った回だと思います。

それから、”田を返せ星人”なんか、ラスボス並みの力があると思いますが、
この大阪編は、その後も、ラスボス級の星人がいくつも登場します。
だから、東京チームがヘルプとして大阪に転送されてきたのかもしれません。

[0243]ウエストサイド・ストーリー/21...

10月 3rd, 2011 by GANTZ Blog 管理人 received No Comments »

「おまえら なんで ここにおるんか 知らんけど」
「ここは 俺らのテリトリーやねん」
「獲物には手ェ出すなや!!」
スキンヘッドの白い方の男が言った。

「!?」
大阪のチームの迫力に威圧される加藤君やレイカ

坂田:「ンだよ 休みか 俺ら・・・」
桜井:「そんな」

呆然とする東京チーム。
(大阪チームに言われたからといって、転送したのはガンツなのだから無視すればいいのに。)

わァ ァアあ”
ぎゃあ”
ぎゃあぁ

遠くで叫び声がする。
たくさんの妖怪が川から地上に上がり、
一斉に人間を襲い始めたのだった。

頭を引きちぎり、長い髪をつかんで振り回す妖怪
子供の見ている前で、父と母が腕をちぎり、胴体を引きちぎり大喜びする妖怪
逃げる人間を大勢で追い掛け回す妖怪
彼女の目の前で、彼氏をガチッとつかみ、大きな口で頭を噛み砕く妖怪

嬉々として人間を殺戮する妖怪たち

加藤君:
「一般人が殺されてるぞォッ」「おまえらなにやってんだッ」
「早く行けッ 人がッ 人が 死んでるッ ホラッ」
一人でも被害を減らそうと、大阪チームに訴える加藤君だったが、
大阪チームからは意外な言葉が返ってきた。

「なんやねん おまえ」「おかしーんか どっか」
と白いスキンヘッド。

大阪チームは、星人を倒すことをせず、
タバコを吸いはじめた。

桜井:「何だ アイツら タバコなんか」
坂田:「タバコじゃない」
坂田:「クサだよ ハッパ・・・ ガンジャ・・・」
坂田:「奴らバカか 命取りだぜ これから戦闘ってときに」

桜井:「マリファ・・・ 信じられない」「音楽なんか聞きながら・・・ なんなんだ」
坂田:「あっちも」「なんだよ こいつらは」

坂田と桜井の視線の先に、
一台のガンツバイクが。
そして、バイクに乗っている男は、華奢な少年・・・
上半身裸になり、右腕に注射を打っている最中だ。
もしかして注射の中身は、覚せい剤・・・?
足元には、Zガンが立てかけてある。
この少年も100点クリアをしたのだろう。。

桜井:「・・・・ンだ・・・ アイツ・・・ 信じ・・・られん」
と呟いた瞬間、その少年と目が合う桜井

桜井:「うッ」

稲葉:「なんだあの武器」「見たことねェ」
大阪チームが手に持っているのは、Zガン。
ガンツの武器に正式名称は無いが、形がアルファベットの”Z”に似ていることからZガンと呼ばれている武器だ。
Zガンは、大阪ミッションで初めて登場した。

どんどん一般人が殺されているにもかかわらず、
大阪チームは一向に動こうとしない。
号を煮やした加藤君が、

「見てられるかッ」と助けに行こうとしたが、

”ガシッ”
加藤君の右肩をつかむ男がいた。
「おまえらは見とればええ」
黒いスキンヘッドの男が言った。

「手ェ出すなや」

そう言うと、大阪チームは、夷橋を渡って繁華街に消えた。

星人殲滅を開始した大阪チーム
「オラァッ」
「は――――――ッ」
「気持ちえ――――――ッ」

「そいつ 俺にくれやッ!!!」

2台のガンツバイクが路地を駆ける。
走りながらXショットガンを乱射し、妖怪たちを蹴散らしてゆく。
東京チームのような、命をかけて闘うというより、殺戮を楽しんでいる感じ・・・

”田を返せえ~ッ”
”田を返せえ~ッ”

「わアッ わッ わッ」
道頓堀川から湧いて出た巨人の妖怪に慌てるタケシ

”ああ”
”ああああ”
”ああ”

左目がコブのようにつぶれ、右目が顔から飛び出したような顔
口をだらしなく開けたまま、長い舌がヨダレとともにブラブラゆれている。
リアルに遭遇したら気絶のレベル・・・。

その妖怪がタケシを狙っている。
タケシは、その妖怪を見上げて恐怖に顔を歪めた。

”ペタッ”
地面に座り込んだタケシは、恐怖のあまり失禁してしまう。

恐怖で動けなくなったタケシを、大きな右手でゆっくりとつかみ上げ、
口に放り込もうとする妖怪

「わ”あァアァ――――――ッ」
妖怪の口元で、飲み込まれまいと必死で抵抗するタケシ

「きんにくらいだ――――――――ッ!!」
「きんにくらいだ――――――――ッ!!」

きんにくらいだーとは、タケシが描いた架空のヒーローの名前
今は、風のことである。

”どんッ”

鈍く大きな音が響いた。
妖怪の巨体が大きく揺らぐ。
風が体当たりしたためだ。

衝撃で、妖怪の手を離れ飛ばされるタケシ

タケシ:「きんにくらいだ――――――ッ」

厳しい表情で妖怪を見上げる風
風、巨人と対決か!?
——————————————-
気になる点としては、ガンツチームから先に手を出したわけではないのに
人間の殺戮を星人が始めたことくらいでしょうか。

それから、ガンツは東京以外にも存在することや、
東京チームと大阪チームの人間性の違いを表現したかった回でしょうか。
特に思うことはありません。

[0246]狩りと狩られ/21巻

10月 3rd, 2011 by GANTZ Blog 管理人 received No Comments »

パンッ パンッ パンッ
妖怪の女を強姦する大阪の男

ガンツミッション中とはいえ、可視化されている。
公衆の面前で堂々と裸になり犯す姿は、大阪チームの異常さを表現するには充分すぎる描写・・・。

妖怪の女:「あっ あっ ひぃ」
男:「うォッ あッ やっぱこいつ ハンパね」

通行人が集まるが、他のメンバー2人が一般人を威嚇して追い払う。
「何見とんねん あっち行けや コラッ」
「撃ッてまうで~~~~~」

このメンバーたちは、
ミッションは始まっているにもかかわらず、まだハッパを吸っている。
「あ~~~~ これ ええやつやなぁ~~~~」
「きまるなェ~~~ へェ~~~~~~~」

そして、
強姦中の男に向き直り言った
「なあ~~~~ いつまで やってんねん」

パン パン パン
男:「うるせェ ちょい 待ちぃッ」
なかなか終わらないようである。

ゴロ ゴロ ゴロッ

バレーボール大のボールが路地から転げ出てきた。
それは、男2人と女1人の首だった。

男2:「あれッ? 何やあれ」「何やあれ」
男3:「首やん?」
男2:「えッ 首?」
声のトーンに変化の無い、普通の会話のように聞こえる。
死体に慣れているのだろう。

男2:「うッわ マジ首やん」
しゃがみこんで、首を覗き込む男2。

男2は、女の首の髪の毛をつかみ持ち上げた。
男2:「あ・・・・ このコ かわいらし」「めっちゃ好み もったいなー」
何がもったいないのか?頭が完全にイカレている。
ハッパのせいだけじゃないだろう。

男3:「おッ なんか 来よった でっか」

男2の前に、5mほどの大きさで、両腕が、カマ状になった妖怪が現れた。
見上げる男2

男2:「鳥やん コイツ」
手に持っていたXショットガンの銃口を妖怪の顔に向けながら言った。

男2:「はッはッはッはッ」「鳥やん 鳥」
男2:「なァ ホラ 見て」

”ガッ”

「あッ」
次の瞬間、男2の両腕が無くなった。
妖怪に切られたのだ。

ブッシュ――――――――――――――――――ッ!!!
切断された切り口から血しぶきが!

男2:「あれ?」「あれ? どうしよ」
うつろな目で自分の腕の切断面を眺める男2
痛くないのか?

男2:「どうしたらええ?」「ちょっと 手ッ」「俺の手拾ってや」
バシャ バシャ
男の体から、血がどんどん流れ落ちていく
男3:「スーツ きかねーんか」
命の危険に晒されているにもかかわらず、どこか無機質な2人。

バッ
「あッ」
男2が胴体を切り裂かれ、死んだ。

男3:「なに 死んどんねん 今川よー」
ふかしていたハッパを捨て、攻撃に転じようとしたのだろうが・・・

「うっそっ」
男3も妖怪の一振りで、腕と胴体をきれいに切り裂かれてしまった。

パンッ
パンッ
相変わらず、男は、妖怪の女を犯していた。
仲間が2人、目の前で死んだのに、気にする様子は 無い。

男の背後で止まった鳥顔のカマキリ妖怪。
上から男を見下ろしている。

パンッ パンッ
パンッ パンッ
男は妖怪にかまうことなく腰を振り続けた。

「ひッ ひッ」
妖怪の女が声を上げる

その声に反応するように、
「ひィ――――――――ッ」
鳥顔カマキリも声を上げた。
「ひィ――――――――ッ」
「ひィィ――――――――ッ」
「ひィッ」
「ひィ――――――――ッ」
「ひィ――――――――ッ」
「ひィ――――――――ッ」
カマキリ状の両腕を激しく上下させながら叫び始めた。

妖怪女:「ひィ――ッ」「ひィ――ッ」
妖怪女もそれに応えるように声を上げた
男:「うっさいなー ほんまにーッ」

鳥顔カマキリは、男の背後から右腕を振り下ろした!
とっさに男は、妖怪女の長い髪をつかんで自分のほうに引っ張った。
しかし、男を狙って振り下ろしたカマ腕は、
男をすり抜け、妖怪女の胴体を真っ二つにした。

男:「はァ はァ はァ」「あ~~~~~あ くそッ じゃましよって」

「ひィッ」
「ひィ――――――――ッ」
「ひィ――――――――ッ」
「ひィ――――――――ッ」
鳥顔カマキリは、悔しがっているのか悲鳴のような声を上げた。

男は全裸のまま、妖怪に向き直り、言った。
「ちょっと 出たわ・・・」

「ひィ――――――――ッ」
「ひィ――――――――ッ」
鳥顔カマキリは腕を男に振り下ろした。
しかし、地面を回転しながら攻撃を避け、そして落ちていたXショットガンをすばやく拾い上げた。

そして、妖怪の攻撃を余裕でかわし、

ギョ――――――――――――――ンッ
妖怪の尻尾にXショットガンを放った。

バアンッ

「ギッ ひィ――――――――ッ」
悲鳴を上げる妖怪。

男:「おしいッ」

「ギイィッ」
”ブンッ”
妖怪は苦し紛れに、男に向かってカマを振り下ろしたが
男に余裕でかわされた。

男:「おしいッ おしかッたッ」
ガシャッ
そういいながら、Xショットガンの発射準備をした。

男:「おしくないやん 別に・・・」「次はちゃんと頭を・・・」

ひィイ――――ッ

男:「あら」
鳥顔カマキリ妖怪はその場から逃げていった。

[夷橋の上]
黒と白のスキンヘッド二人が同じ方向を見上げている。

白のスキンヘッド:「おい・・・ あそこ・・・」「見えるかァ 和膳の上・・・」
黒のスキンヘッド:「ああ・・・不気味やな」

和膳と書かれた看板の上に、3体の妖怪が立っている。

平安貴族の衣装を着た狐
天狗
そして、ラスボス ぬらりひょん
3体とも地上を見下ろしている。

「きゃ――――ッ」
「きゃ――――ッ」
一般人が悲鳴をあげ逃げ回っている。

さっき、大阪チームの全裸男が取り逃がした、鳥顔カマキリ妖怪だ。
「あー アレ 俺にくれや」
一人のガンツスーツを着た男が、鳥顔カマキリに向かって歩き出した。

「ツとォッ」
鳥顔カマキリの攻撃を余裕でかわしているように見えるが
カマの速度が速く、だんだん追い詰められていった。

黒いスキンヘッドが後ろから、Zガンを持ち上げ、男に
「こいつ 使うかァー?」と言ったが、男は
「いらッンッ」と言って、断ると、手に持っていたXショットガンを妖怪に向けて放っ。

しかし、
「あッ」 「やッ」
「やっぱ くれッ」

男は、黒いスキンヘッドの男に言ったが、その瞬間、妖怪に首を切られ、死んだ。

黒いスキンヘッド:「あーあ」
白いスキンヘッド:「ちっ」

”ちッ” ”ちッ”
  ”クッ” ”クッ”

鳥顔カマキリは、白と黒のスキンヘッドに向かってゆっくりと距離を縮めてきた。
黒いスキンヘッドがZガンを構えた。

「一分以内や・・・」
白い方が言った。

「ああ」「一分以内や・・・」
黒い方が応えた。
————————————–
大阪メンバー、鬼畜すぎ・・・。
ただ、鳥顔カマキリの攻撃をかわして尻尾を破壊した、全裸の男は鬼畜だけど
身体能力メッチャ高いですね。ガンツスーツを着ていないのに。

そして、この男の職業が、学習塾の英語講師という設定なのが驚きです。
(ガンツオーサカ1に掲載)